依存的思考から脱却しよう

会社との間で何かトラブルが発生した時、対応策が分からない時、自分で対応策を考えたり調べたりせずに、
「こういう時はどうしたら良いのでしょうか?」
「誰に相談すれば助けてもらえるのでしょうか?」
と真っ先に他人に頼ることが癖になってしまってはいないでしょうか?

労働者が本当の意味で自立して生きていくためには、まずはこの「依存的思考」から抜け出す事が何よりも大切だと思います。

労働者に多い「依存グセ」

我々労働者は会社に雇われて働く事で給料を受け取って生活しているので、普段の仕事の中で自分の裁量で行える事というのは比較的少ないでしょう。

経営者であれば利益を生むために色々と自分自身で考える必要がありますが、極端に言えば労働者は「言われたとおりの事をしていればお金をもらえる」という状態に近い立場にあるため、自然と誰かに自分自身の運命を委ねてしまう傾向にあるように感じられます。

例えば労働基準法違反と思われるような扱いを受けて経営者と争う事になった時、相手は少なくとも普段から自分の判断で物事を決定して、戦略を練るという経験を積んでいる人物だと言えます。

これに対して経営者が何か行動を起こす度に自分自身の行動を停止させて、
「私はどうしたら良いのでしょう?」
と周りの人に答えを求めているばかりでは到底まともな戦いは期待できないでしょう。

問題解決のための方法を考えてみましょう

緊急時に自分の思い込みや感情だけで判断せずに専門家のアドバイスを参考にしたり、友人・知人に考えを聞いてもらって考えを整理するのも確かに大事です。

しかし、真っ先に他人を頼る前に自分で情報を調べたり、意思をハッキリさせておくための思考回路を養っておかないと、イザという時に自分自身で決断する能力も低下してしまうのではないでしょうか。

自分の権利は自分で守る!

就職した時に勤務条件の説明で、
「3ヵ月後に試用期間が終わったら昇給する予定だから」
と口頭だけで説明されたら、あなたはこれを信用しますか?

もし無条件に相手の言う事を信用したり、あるいは多少疑ってもそれが真実である事を期待して何も行動しないという考え方をするタイプの人は要注意です。

労働条件はきちんと書面でもらっておかないと、後々第三者に対して契約の条件を証明する事が出来ません。当然争ったとしても勝てる見込みは少ないでしょう。

もちろん口約束だから無効にしても良いという訳ではありませんが、物事が全て約束どおり・希望どおりに進むという希望的観測は捨てるべきです。

自分自身の権利を守るために依存的思考から脱却して、「自分自身の頭で考える労働者」になりましょう!

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