とにかく記録を残しておこう

記録を残すという作業は、違法行為を証明する上で非常に大切です。

例えばサービス残業をさせられて、会社に残業代ちゃんと払ってください!と要求する時に、「何時間残業したかは私自身もちょっと分りませんが・・・(--)?」では請求のしようがありません。

誰かに人格を否定するような発言・いじめを受けた時に、
「いつもこの人は私をいじめてるんです。何をされたかは沢山あって思い出し切れないくらいです!」
と感情的に言っても、第三者には事態が伝わらないと思います。

会社でどんな法律違反があったとしても、証拠としての記録が無い限りそれを確認・証明する事は出来ないのです。

記録の重要性

人間の記憶力では全ての出来事を憶えておくのはとても不可能ですし、誰かに事実を伝えなければならない時には記憶を頼りに口頭で過去の出来事を伝えるよりも、書面で記録しておいた方が信用度も高くなるでしょう。

だから日頃から疑問に思ったことや「これって労働基準法違反じゃないの?」と思った事に関しては、メモ書きでも良いのできちんと記録するクセを付けておくべきです。

記憶ではなく記録を残すことで、状況はより有利になります

最低限、戦おうと思ったその日からでも、身の回りに起こった出来事はきちんと記録に残しておくようにすれば、それだけ有利な戦いが出来るはずです。

逆に、労働時間を示すタイムカードや給料明細、労働条件などを記載した書類すら保管していないというようなケースでは違法行為を証明するのは至難の業、泣き寝入りしなければならなくなる可能性が高くなってしまいます。

どんな風に記録する?

きちんとした書類を作らずに口約束だけで物事を決めている会社や、セクハラやいじめなど書類や業務上の記録に残りにくいトラブルは、音声を録音しておくと強力な証拠になります。

とっさの事でボイスレコーダーが準備できない時でも、自分でその日の出来事などをメモ書きなどに記録しておくだけで証拠としては役に立ちます。

「自分で書いたものなんて信用されないのでは?」
と思うかもしれませんが、いつどこで何があったのかをはっきりと主張できるだけでも信憑性が高くなります。

正式な裁判でも日記やメモなどは証拠として用いられるくらいですから、記録しておいた方が良いのは間違いありません。

些細なことでも是非メモ書きを残しておくようにしましょう。

また、ボイスレコーダーは就職時の面接から会社との交渉など色々な場面で役立つ便利なツールです。

音楽プレーヤーとして使用できるタイプもあるので、イザという時のためにも是非携帯しておくことをオススメします。

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