職場でいじめられたら?

ビジネスとは本来、分別のある大人同士が行う行為ですが、残念ながら職場でいじめが発生することは珍しくありません。

陰口・悪口といった些細なことから始まり、わざとミスをするように仕向けられたり、無理難題を押し付けられたり、酷い場合は物を壊されたり隠されたりするなどという子供のようないじめも存在します。

職場で「いじめられている」と感じたら、どんな対応すれば良いのでしょうか?

いじめの原因を分析する

人間関係というのはこじれればこじれるほど修復するのが大変です。

初めから毅然とした態度で相手の態度を指摘するのもそれはそれで「正しい行為」なのかもしれませんが、現実問題としてさらに関係を悪化させることが殆どです。

職場でいじめに遭った時は決して泣き寝入りせず、冷静に分析・対処しましょう

明らかに相手側に非がある場合でも、まずはなぜ自分がいじめの対象になっているのかを分析して対応方法を検討してみましょう。

反論や提案にに対するいじめ

異常に自尊心が高い人物は、仕事の方法に批判的な意見を言われたり、ひどい場合にはアドバイスをしようと思って提案したことにすら「生意気だ」という感情を持って個人的ないじめに走ることがあります。

このような場合は自己主張をできるだけ抑え、目立たないように・相手を尊重していると感じさせるような態度を取るようにすることで緩和される場合があります。

管理の行き過ぎによるいじめ

完全主義型の上司・先輩の場合少しでも誰かがミスをしたり自分の指示どおりに動かなかったりすると、必要以上に相手を責めることが多いです。

このような人物は自分のミスには寛大であったり指示の内容が不十分であるなど「自分の責任を棚に上げている」場合が多いため、職場での指示・命令をできるだけ明確にルール化して責任の所在をはっきりさせることで対処できる場合があります。

個人的な好き・嫌いによるいじめ

個人的に気に入らないとか、性格が合わないということを理由に、仕事でミスをしたから、成績が悪いからと言った様な仕事上の出来事に理由をこじつけていじめを行なうのも職場でのいじめの典型的なパターンの1つです。

この場合は元々「いじめたい」という悪意から始まっているわけですから、どんなに頑張っても被害者が一人で解決するのは困難です。速やかに信頼できる同僚や上司に相談して対応を考えましょう。

性差別によるいじめ

性別を理由にした差別を行うような人物は、そもそも根本的な考え方に問題がある場合が多く非常に厄介です。

詳しくはセクハラに関するコンテンツに記載しますが、証拠を集めて毅然とした態度でのぞむのが基本です。

自主的な退職・辞職を狙ったいじめ

会社(雇用者)が労働者をクビにする場合にくらべて労働者が自主的に辞めてくれる方が何かと都合が良いので、人員整理等のために陰湿で集団的ないじめが行われることがあります。

このような場合は絶対に退職願などを書いたりせずに、労働組合や外部のユニオンなどに助けを求めて対応するのが良いでしょう。

※当サイトへのリンクを歓迎いたします。
(管理人へのご連絡は不要です)
-このページに関係する法律-
民法第709第条
労働安全衛生法第69・71条
PAGE TOP