就職・転職をする時に仕事の内容などを重視して、あえて小さな会社に就職する人もいるでしょう。
必ずしも規模の大きな会社は快適、小さな会社はダメとは言い切れませんが、社会において大企業への就職希望者が多く、中小企業・零細企業が不人気なのにはそれなりの理由があります。
規模の小さな会社を選ぶことにはそれなりのリスクがあることを知っておきましょう。
大きな規模の工事や生産、サービスをはじめに請け負うのは大抵大きな会社、つまり大企業である事が殆んどです。
そして多くの場合仕事を請け負った大企業は全ての仕事を自分の会社でこなすわけではなく、下請けの小さな会社に仕事を依頼します。
そして、下請けの小さな会社は更にその下のもっと小さな会社に、更にその下に・・・という具合に仕事を依頼する事がよくあります。
こんな時、間に入っているそれぞれの会社は自社の利益を確保しようとするので、下に行けば行くほど仕事に対しての報酬が安くなってしまうのです。

仕事を依頼する側、つまり大きな企業ほど立場も強く強気な交渉が可能ですから、特に不況の時期などは下請け会社は仕事を依頼する企業の言い値で仕事を引き受けるようになるでしょう。
このため4段階目、5段階目の下請け仕事をしている会社に就職したりすると、大企業と同じ仕事の内容で年収は半分、なんていう場合も珍しくありません。
例えば社員が100人いる会社で誰か一人が休んだ場合、残りの99人でその仕事をカバーする事になります。
これくらいなら一人当たりの仕事の量が大きく変わる事はないでしょう。
これに対して従業員3人の会社なら、一人が休んだらその人の仕事を残りの2人で分担しなければならなくなり、単純計算で一人当たりの仕事の量は1.5倍になるわけです。
このため小さな会社では休みが少なかったり有給が取りにくい場合があります。また、何かトラブルが起こったときに一人一人にかかる負担が大きくなりがちです。
当たり前の話ですが、小さな会社は資金の規模も小さくお金に余裕がない企業が多いです。
だから、売り上げが落ちたりすれば即倒産!という場合も多く、退職金すらまともに受け取れないケースが少なくありません。
確かに小さな会社には色々不利な点があるのも事実ですが、場合によってはあえて小さな会社に就職する事に意味がある場合もあります。
大企業に就職・転職したくても採用されなかった場合や、将来独立して自分で会社を持ちたいと考えている場合は、同じ業種の小さな会社で経験を積んだ後に転職・独立するという作戦です。
たとえ小さな会社でも、独自の技術を持っていたり急成長の兆しがあるなど、将来大きくなる可能性が見込める企業なら、思い切って就職してみる価値もあるかも知れません。
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