残業代を払ってくれない時は?

前のページで解説した残業代の計算はもう行ってみましたか?
いままでの残業代を計算してみたら、ちゃんと払われてない!とか、
明らかにサービス残業だ!という場合は迷わず会社に請求しましょう。

可能な限り仲間を集め、文書で請求を

心構え編にも書きましたが、一人で戦うよりも大人数で請求を行うほうが立場的に有利なのは間違いありません。

サービス残業をさせているような会社の場合、被害は沢山の労働者に及んでいるはずですから、 まずは出来るだけ同志を集めて、今までのタイムカード等から残業時間と請求する金額を明確にして会社に文書で残業代支払いの催促をします。

誰か一人が代表して会社と交渉しようとした場合、会社がその人だけに不利益な処分を下したりする可能性もあるので、残業代支払請求は連名で郵便物として出すと良いでしょう。

残業代の請求は文書ではっきりと!

会社が書類を受け取った事を隠したりする可能性がある場合は、内容証明郵便などの方法を使う必要があるかも知れません。

辞めた会社にも請求できる

また、何らかの理由で会社を辞めてしまってからでも2年間の間は会社に対して支払いの請求をする事が出来ます。

未払いの残業代は、言い換えれば会社が労働者に対して借金をしているのと同じですから、退職しただけで支払の義務が消えることは無いのです。
いじめや嫌がらせに遭って仕方なく会社を自主退職してしまった場合でも、会社の外から遠慮なく請求できるわけです。

泣き寝入りは更なるサービス残業の元

いまの社会でこれほどサービス残業が横行しているのは、実は労働者にも原因があります。

くれぐれも、「会社での印象が悪くなるから」とか「出世したいから」というような理由で泣き寝入りをしないようにして下さい。
泣き寝入りする労働者の数が多ければ多いほど、サービス残業を容認する事になって、結局は自分たちの首を絞めるだけです。

残業代も満足に払わない会社に尽くしたところで、明るい未来があるとも思えないですしね。

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