録音・録画で証拠収集を

会社で不当な扱いを受けた時や労働条件について話し合いをする時、メモを取ったり書類を確認する事はもちろん大事なのですが、できればボイスレコーダーやビデオカメラで現場の状況を記録してしまいましょう。

専門家が録音ツールを使う理由

録画や録音というとちょっと大げさな感じがするかも知れませんが、弁護士や法律の専門家は重要な交渉・話し合いの時は必ずと言っていいほどボイスレコーダーを使って録音しています。

想像できると思いますが、メモ書きや書類、サインや印鑑などは場合によって偽造されることもありますが、肉声や映像を偽造するのはとても困難なので証拠としての信用度もとても高くなるからです。

録音・録画は説得力のある証拠として役立ちます

しかも、考えながら時間をかけて作る書類と違って会話や行動には本音が出やすいものです。相手の感情的な発言や暴力、その場の勢いで交わした約束事などでもしっかり録画・録音しておけば後で重要な証拠として役立ってくれるでしょう。

最近のボイスレコーダーは性能も良くなっているので、ポケットなどに入れたまま相手に気付かれないように録音する事もできますし、ビデオカメラも小型化され長時間録画が可能になっているので、オフィスの目立たない場所に配置しやすくなっていると思います。

普段は会議用のビジネスツールやホームビデオ用として使用し、いざ!という時は証拠の収集用として活用すれば、まさに一石二鳥です^^

上手な録音、録画の方法は?

映像や音声で証拠を残しておくには、いくつか注意するポイントがあります。

後から人物を特定できるようにする

できるだけ会話の中で、「○○さん」と名前を呼んで、後から他人が音声を聞いたときに人物が特定できるようにしておきましょう。
映像の場合は、状況がよくわかるアングルで撮影することが重要です。

過去にあったことも会話に引き出しておく

録音しそこねた過去の出来事があれば、「以前は○○とおっしゃっていましたよね?」と会話の中で持ち出して、その事についても録音を録っておきましょう。

録音・録画する事を宣言しない

状況にもよりますが、録音する事は相手に言わない方が無駄な警戒心を持たれずにすむので証拠集めがしやすくなります。

ただし、ビデオカメラでの録画の場合は設置場所にも工夫が必要でしょうから、出来るだけ同僚の人たちの協力は得て撮影するようにしましょう。

<ボイスレコーダーの種類>
一口にボイスレコーダーといってもいくつかのタイプがあります。

証拠としての音声を録音するために専用のものを用意するのなら、会話を録音するための専用レコーダーが良いでしょう。
人間の声をはっきりと拾い、長時間の録音が可能です。
音声に反応して録音を開始してくれるような製品なら、どこかに長時間隠しておくこともできます。

ただ、 これから使うかもしれないから出来れば持っておこう、という程度なら携帯電話のアプリやボイスレコーダー機能付きのMP3プレイヤーなども手頃な選択肢だと思います。

最近は値段も安くなり、1万円を切る値段で売られている事も珍しくありません。

<ビデオカメラの種類>
ビデオカメラに関しては、設置場所が確保できれば通常のホームビデオ用カメラでも問題無いのですが、撮影が難しい場所で録画を行うには防犯グッズなどを扱っているお店でCCDなどの小型カメラを購入して使用するのが良いと思います。

最近はUSBに接続できる小型カメラなどもあるので、タブレットPCなどに接続して撮影するのもいいかもしれません。

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